市況動向

電線事情 1月号

2020年01月14日 資材委員会提供

 日本電線工業会は2019年11月の銅電線出荷銅量の速報値をまとめ、対前年同月比7.3%減、前月比2.0%減の5万9,500トンと発表した。
 需要部門別には、建設電販部門3万トン(前年同月比3.6%減、前月比1.3%減)、電機部門11,400トン(前年同月比10.8%減、前月比2.3%減)、自動車部門7,700トン(前年同月比4.3%減、前月比0.5%増)、電力部門4,100トン(前年同月比9.9%減、前月比6.1%減)、輸出部門800トン(前年同月比64.1%減、前月比38.4%減)、通信部門1,000トン(前年同月比22.1%増、前月比2.0%減)、その他内需部門4,500トン(前年同月比2.5%減、前月比5.1%増)となった。
 銅電線出荷銅量は通信部門を除き、前年同月比マイナスとなり、出荷銅量合計は6万トンに僅かに届かなかったが、主力の建設電販部門は3か月連続での3万トン台となった。また、出荷好調なエコ電線の10月出荷銅量は4,206トンとなり、今年度最高の出荷銅量となった。

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