市況動向

電線事情 10月号

2019年10月8日 資材委員会提供

 日本電線工業会は2019年8月の銅電線出荷銅量の速報値をまとめ、対前年同月比3.4%減、前月比16.5%減の5万3,200トンと発表した。
 需要部門別には、建設電販部門2万6,900トン(前年同月比2.2%減、前月比15.3%減)、電機部門9,600トン(前年同月比15.5%減、前月比23.1%減)、自動車部門6,500トン(前年同月比8.0%増、前月比22.2%減)、電力部門4,000トン(前年同月比3.7%増、前月比8.7%減)、輸出部門1,600トン(前年同月比24.6%増、前月比49.7%増)、通信部門700トン(前年同月比17.1%減、前月比30.5%減)、その他内需部門3,900トン(前年同月比6.9%減、前月比16.8%減)となった。
 銅電線出荷銅量は、お盆休みの影響から輸出部門を除く各部門で前月割れとなり、全需要部門合計では7月より1万トン超減少したが、エコ電線の出荷は依然として好調で、7月確定値の銅量は2014年度以来の4,000トン超えとなった。

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