市況動向

電線事情 10月号

2018年10月05日 資材委員会提供

 日本電線工業会は2018年8月の銅電線出荷銅量の速報値をまとめ、対前年同月比2.2%増、前月比7.8%減の5万4,800トンと発表した。
 需要部門別には、建設電販部門2万7,500トン(前年同月比4.5%増、前月比2.1%減)、電機部門1万1,200トン(前年同月比0.7%減、前月比13.4%減)、自動車部門6,100トン(前年同月比4.1%増、前月比12.4%減)、電力部門3,800トン(前年同月比0.0%増、前月比14.8%減)、輸出部門1,200トン(前年同月比10.6%減、前月比32.8%減)、通信部門800トン(前年同月比1.1%増、前月比3.0%減)、その他内需部門4,200トン(前年同月比1.0%減、前月比4.5%減)となり、8月は全需要部門で前月比マイナスだった。
 また、2018年度の銅電線需要見通しを3月予想(70万6,000トン)から7,000トン上振れし、71万3,000トンとした。主力の建設電販部門で東京五輪や首都圏大型案件の立ち上がりが順調なことに加え、自動車部門や輸出部門の出荷が好調なことから上方修正した。

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