市況動向

電線事情 12月号

2019年12月9日 資材委員会提供

 日本電線工業会は2019年10月の銅電線出荷銅量の速報値をまとめ、対前年同月比6.5%減、前月比0.6%減の6万200トンと発表した。
 需要部門別には、建設電販部門3万200トン(前年同月比4.6%減、前月比0.1%増)、電機部門11,500トン(前年同月比13.1%減、前月比2.6%増)、自動車部門7,600トン(前年同月比2.8%減、前月比6.5%減)、電力部門4,300トン(前年同月比6.1%減、前月比6.6%増)、輸出部門1,300トン(前年同月比9.5%増、前月比27.4%減)、通信部門1,000トン(前年同月比3.8%減、前月比22.2%増)、その他内需部門4,300トン(前年同月比12.5%減、前月比2.6%減)となった。
 銅電線出荷銅量は輸出部門を除き、前年同月比マイナスとなったが、出荷銅量合計は2か月連続での6万トン超えとなり、主力の建設電販部門も2か月連続での3万トン超えとなった。また、出荷好調なエコ電線の2019年度上期銅量は2018年度上期銅量1万6,049トンから約6,000トン近く増えて、2万1,744トンだった。

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