電線事情 9月号
2019年9月9日 資材委員会提供
日本電線工業会は2019年7月の銅電線出荷銅量の速報値をまとめ、対前年同月比8.1%増、前月比13.5%増の6万4,300トンと発表した。需要部門別には、建設電販部門3万2,100トン(前年同月比14.3%増、前月比15.9%増)、電機部門1万2,600トン(前年同月比2.6%減、前月比9.8%増)、自動車部門8,300トン(前年同月比19.2%増、前月比11.6%増)、電力部門4,400トン(前年同月比1.3%減、前月比16.1%増)、輸出部門1,100トン(前年同月比38.4%減、前月比21.8%減)、通信部門1,000トン(前年同月比21.2%増、前月比35.1%増)、その他内需部門4,800トン(前年同月比9.1%増、前月比17.4%増)となった。
主力の建設電販部門でのオリンピック関連需要がピークを迎えており、2007年11月以来の3万2,000トン超となった。一方、輸出部門は米中貿易摩擦長期化の影響から前年同月比、前月比ともに大幅減となっており、回復見込みは不透明な状況が続いている。エコ電線は3,209トンと依然として出荷は好調で、品種によっては品薄状態が続いている。