電線事情 8月号
2019年8月9日 資材委員会提供
日本電線工業会は2019年6月の銅電線出荷銅量の速報値をまとめ、対前年同月比3.6%減、前月比0.8%増の5万6,900トンと発表した。需要部門別には、建設電販部門2万7,800トン(前年同月比0.4%増、前月比0.4%増)、電機部門1万1,500トン(前年同月比10.5%減、前月比2.6%増)、自動車部門7,400トン(前年同月比8.1%増、前月比4.2%増)、電力部門3,800トン(前年同月比12.2%減、前月比11.1%減)、輸出部門1,300トン(前年同月比37.4%減、前月比1.4%減)、通信部門800トン(前年同月比2.0%増、前月比11.0%減)、その他内需部門4,300トン(前年同月比4.1%減、前月比7.9%増)となった。
また、2019年1-6月期の銅電線出荷量(速報値)は34万3,146トン(前年同期比1.3%増)となり、総量の半分近くを占める建設電販部門は16万7,189トン(前年同期比6.2%増)となった。首都圏での再開発工事や東京オリンピック関連需要が本格化しており、昨年10月より対前年を上回る数量を維持している。エコ電線の5月出荷銅量も3,423トンと引き続き好調で、前年同期比48%増となった。