市況動向

電線事情 8月号

2017年8月8日 資材委員会提供

 日本電線工業会は2017年6月の銅電線出荷量の銅量速報値をまとめ、対前年同月比3.1%増、対前月比12.9%増の5万7,800トンと発表した。
 需要部門別には、建設電販部門2万6,000トン(前年同月比0.6%減、前月比10.2%増)、電機部門1万3,300トン(前年同月比3.8%増、前月比21.1%増)、自動車部門7,100トン(前年同月比10.9%増、前月比24.2%増)、電力部門4,200トン(前年同月比6.5%減、前月比4.6%減)、輸出部門1,500トン(前年同月比29.8%増、前月比23.8%増)、通信部門900トン(前年同月比14.5%増、前月比0.9%増)、その他内需部門4,800トン(前年同月比12.4%増、前月比8.9%増)となった。
 2017年1-6月期の銅電線出荷量は速報値で前年同期比0.8%増の33万7,730トンとなった。主力の建設電販部門は依然低調だが、電機部門や自動車部門が落ち込み分をカバーし、輸出も僅かながら増加したことで、銅電線出荷量合計では小幅増となった。

過去の電線事情